平成25年度内閣総理大臣賞(林産部門)受賞しました。

平成25年11月23日、明治神宮会館で行われた「平成25年度農林水産祭の天皇杯等三賞選賞」表彰式において、平成25年度内閣総理大臣賞(林産部門)を受賞しました。

天然秋田杉の減少とスギ人工林の充実という地域資源の変化 を背景に、板類主体の工場への転換、スギ人工林を使用するスギ一般材製品への転 換、高付加価値化への取り組みが評価され、受賞に至りました。

———- 以下 農林水産省プレスリリース(内閣総理大臣賞受賞者 受賞理由概要)より抜粋 ———-

平成25年度内閣総理大臣賞受賞者受賞理由概要 林産部門
消費者ニーズに応じた付加価値の高い住宅部材の開発と供給
○氏名又は名称 株式会社 沓澤製材所(代表 沓澤 一英)
○所 在 地 秋田県大館市
○出 品 財 産物(木材)
○受 賞 理 由

・地域の概要
大館市は、秋田県北部の東側に位置し、日本三大美林の一つに数えられる天然秋 田杉の産地として、また、豊富な鉱物資源や農業などにより、秋田県北部の政治、 経済、文化の中心として発展してきた。 スギ人工林の多くが伐採利用が可能となり、資源の活用が期待される一方で、天 然秋田杉に代表される高齢級のスギ資源が不足し、これまでのスギ高齢級の大径材 に依存した製品生産から、スギ人工林で生産される一般材を活用した製品生産への 転換が課題となっている。

・受賞者の取組の経過と経営の現況
同社は、戦後、長期にわたり、天然秋田杉を原料として高品質材の生産を主体に 事業展開してきたが、天然秋田杉の減少とスギ人工林の充実という地域資源の変化 を背景に、板類主体の工場への転換、スギ人工林を使用するスギ一般材製品への転 換、高付加価値化に取り組んでいる。このほか、伝統工芸品である桶樽製造を創業 時から85年以上継続し、伝統技術の承継を担っており、製材業と桶樽製造を両立し ている企業として、全国的にも貴重な存在となっている。

・受賞者の特色
(1)販売ルートの開拓 他社に先駆け、大手住宅メーカーやホームセンターなどの直納ルートを自ら開 拓し、そのニーズに対応した工業部品化を進めるとともに、人工乾燥や寸法精度 の向上に積極的に取り組み、用途を特定しない多目的の高精度で高品質な製品と して、首都圏市場でも高く評価されている。

(2)高品質化に向けた取り組み 木材の最大の需要先である建築現場の意見やニーズを取り入れ、製材品を単な る木材製品としてではなく住宅部材の一つとして独自に商品開発を行い、素材の 品質はもとより、防腐防蟻処理下地材や下地製材品の部材加工に力を入れ住宅現 場のニーズに即した製品の供給に取り組んでいる。

(3)消費者ニーズへの対応 「天然秋田杉」というブランドだけに頼らず、いち早くスギ一般材製品への事業転換 を図り、客観的な評価に耐え得る安定した品質の製品づくりを確立させ、経営を安定させ るとともに、生産性と消費者ニーズを合致させる作業を繰り返し行うなどの施工の省力化 を図るための研究開発を積極的に行い、「定時・定量・定品質」を実行した製品づくりで 評価を得ている。

・普及性と今後の発展方向
早い時期から人工乾燥機を導入し、地域内で木材乾燥技術研究会の立ち上げや展示会への 出展による連続入賞など、先進的取り組みにより地域を牽引している。 また、育児休業制度や休暇制度の改善など、女性が働きやすい職場環境を整備し、製材関 係の企業としては女性従業員の割合が高く、男女共同参画社会の形成に積極的に取り組む企 業として地域の模範となっている。

 

出典:
農林水産省 プレスリリース
平成25年度(第52回)農林水産祭天皇杯等の選賞について(平成25年10月17日)
(別添3)内閣総理大臣賞受賞者 受賞理由概要(PDF:359KB)より抜粋